トム・クルーズの走り

 『ザ・シューター』というアメリカのアクション系のテレビドラマのシーズン2を観ました。そのドラマには主人公がかつて所属していたネイビーシールズ(海軍特殊部隊)の上司が登場します。この上司はスキンヘッドでパッと見は強そうに見えます。ただ、走るシーン、特に銃を構えながら建物の影から影へ走って移動する際の走り方がヨタヨタとしており、「ああ、この役者は普段から足腰を鍛えていないんだなぁ。」ということが分かってしまい、実際のネイビーシールズの隊員はこんなふうにヨタヨタとは走るまい、と興ざめしてしまうのでした。以前、『ザ・コンサルタント』というアクション映画を観た感想をブログに書いた際にも同じようなこと指摘した覚えがあります。「走る」という演技にいかにリアリティを持たせるかはかなり重要なことだと思うのですが、そこまで気を配ることが出来ていないことはアクション映画ファンとしては残念に感じます。

 逆に「走る」ことを最大限利用してアピールポイントにしているのが、トム・クルーズです。トムの走りは、恐らくハリウッドでは最も力強い走りだと言えましょう。あの走り方が実際に最も速く走れるフォームかどうかはわかりません。しかし、映画で必要なのは、実際に速いことではなく、「速そうに、強そうに見える走り方」なのです。トムの場合はアクション映画が多いので、走るシーンが多いのですが、おそらくトムは「走る」シーンの重要性を理解しているのでしょう。かつてのシュワルツェネッガーやスタローンのムキムキな筋肉よりも、トムの走りの方が遥かに力強さをアピールしていると思います。YouTubeにトムの走るシーンばかりを集めた動画がありますが、アクション映画以外でも、若い頃から走るシーンが多いことに改めて気がつきました。私も、仕事場で全力疾走することはまずありませんが、ちょっと小走りになる程度のことはたまにあるので、その際にはヨタヨタとならないよう気を付けたいです ^^;)

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台風

 台風10号が接近してくるので、雨や風による被害を心配していたのですが、幸い私の住んでいるあたりは大きな被害は無いようでした。ただ、真夜中から明け方にかけては雨が強くなるみたいです。その雨もお昼前にはあがるという予報ですが、どうなることやら。

 そんな台風の中、夏休みを利用して関東から東海地方へ友達と旅行に来ている甥っ子が、我が家へ寄ってくれました。晩御飯は家で焼肉をすることになり、急いで肉を買いに走り、野菜の下ごしらえをしたところでホットプレートが無いことに気がつきました。今年の春に家の中の大掃除をした際に何処かへしまい込んだらしいのですが、それが何処なのか誰も分かりませんでした。止むを得ず、フライパンで代用することにしました。フライパンはホットプレートほどの広さは無いので、一度にたくさんの肉や野菜をのせることは出来ませんが、お肉は美味しかったですし、みんなでワイワイ喋りながら楽しい時間を過ごすことが出来ました (^^)

市立図書館

 学生時代は市立図書館をよく利用していたのですが、社会人になってからはあまり利用しなくなりました。その理由のひとつが、夕方5時までしか開いていないことでした。ですから、2015年に大学病院の広大な跡地に新しく市立図書館がオープンした時も「5時で閉館しちゃうんなら、どうせ行けないし」と思って行きませんでした。

 そして先日、ネットでは手に入らない情報を図書館にある資料で調べる必要があったので休みを利用して市立図書館へ行ってきました。行ってみて分かったことがいくつかあって、まず、図書館は朝9時から夜8時まで開いているので利用し易くなっていました。また、古い図書館の時代は毎週月曜日が休館日でしたが、現在は月に1回しか休館日がありません。そして、最近の公立施設によくあるように、館内にスタバとコンビニ(ローソン)が入っていました。以前の古い市立図書館は、いかにもお役所仕事的な場所で、お役所の都合に利用者が合わせねばなりませんでしたが、新しい図書館は利用者の目線に立ったサービスが提供されるようになっていました。資料を調べた後に、小説などが並んでいる書棚をザッと見てみたところ、本の品揃えは必ずしも充実してはなさそうでしたので、新しい本や人気の本を読みたければ、やはり今まで通り書店やアマゾンで購入することが多くなるでしょうが、資料を調べたりする際には積極的に利用したいです。

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暑い夏

 伊集院氏がラジオで「昔の夏の話」というテーマでリスナーから寄せられたメッセージを紹介していました。それによりますと、昔の仮面ライダーのあるエピソードで、ショッカー(悪者)が夏の暑い時期に東京を灼熱地獄にして、人間たちを蒸し焼きにしてやろうと目論み、人工太陽を作って空に上げました(つまり、2つの太陽にジリジリと照らされることになるわけです)。これによって東京の気温はガンガン上がっていきます。その時に「とんでもないことになってる!!」と言って表示された東京の気温が38℃だったそうです ^^;)  そんなのここ最近の岐阜では当たり前なんですけどね。でも、当時は38℃というのは現実にはありえない気温だったんでしょうね。

 

 そんな暑い中、甲子園では高校球児たちが連日熱戦を繰り広げています。甲子園のグラウンドの中の気温は恐らく38℃を超えていそうで、仮面ライダーの中だったらとっくに焼き殺されているはずなのに、高校球児はそんな暑さに負けないぐらいの熱い試合を見せてくれます。熱中症の危険が叫ばれるようになってから、途中で給水タイムを設けたりしていますが、正直なところ、あれにどれほどの効果があるのか、あんなのはまさに焼け石に水でしかないと思います。でも一応何か対策を実施しておかないと、例えば球児たちが熱中症でバタバタと倒れた場合に運営組織(高野連)の責任を問われることになるので、それを避けるために形だけやっているように思えて仕方がありません。それでも、球児たちは元気に頑張っています。

 さて、今日行われた中では智弁和歌山 vs 明徳義塾の試合はしっかり観ました。智弁和歌山が好きというわけではないのですが、明徳義塾が嫌いなので智弁和歌山を応援しました。なんで明徳義塾が嫌いなのかというと、1992年の夏の甲子園で星稜と対戦した明徳義塾松井秀喜を5打席連続で敬遠したからです。私は今でもそのことを根に持っていて、許せません。その当時の馬淵監督が今だに監督をやっているかと思うと、腹が立って仕方がありません。その思いが天に通じたのか、智弁和歌山が7-1で勝ちました。智弁和歌山は次は星稜との対戦です。これもいい試合になりそうで、楽しみです。

 

メグレ警視

 名古屋の書店で購入した文庫本に広告の紙が挟まれていました。これはよくあることで、その本の出版社の新刊の案内だとか、関連する商品が宣伝されていたりします。新刊の案内といっても、それを挟んでいる本が発売された当時のものなので、既に古い情報であることが多く(今回は2019年3月の新刊案内でした)、大抵はすぐに捨ててしまいますが、重要な情報が載っていることが稀にあるので、捨てる前に一応ザッと目を通すようにはしています。今回もザッと目を通していたら、あのMr.ビーンで一躍有名になったローワン・アトキンソンの写真が載っていました。調べてみましたら、『メグレ警視』がテレビドラマ化され、主役のメグレ警視役をローワン・アトキンソンが演じているとのことでした。既にシーズン2までレンタルされているようでした。

 メグレ警視はフランスの作家ジョルジュ・シムノンの小説に登場する警察官で、シャーロック・ホームズ、エルキュール・ポワロほど知名度は高くはないものの、推理小説の世界ではそれなりに有名な登場人物です。但し、日本では『名探偵コナン』に出てくる目暮(めぐれ)警部の方が有名かもしれませんし、目暮警部の方が本家本元だと思われているかもしれません ^^;)

 ローワン・アトキンソンがどのような演技をしているのか気になったので、Amazonのプライムビデオからダウンロードしてシーズン1の最初のエピソードを観ました。私としては、シリアスな演技をしながらも、Mr.ビーン風のボケを時折見せてくれるのではないかと少し期待していたのですが、そんなシーンは全くありませんでした。物語の舞台となるのは19世紀初頭のパリだけど、セリフは全て英語。一般的に刑事という職業は安月給で、着ている服は安物というのが普通ですが、この『メグレ警視』に登場する刑事たちはみなおしゃれなスーツを着ています。特にメグレ警視は見るからに高価そうなスーツでビシッと決めています。当時のフランスの刑事の給料はそんなに良かったのだろうか? その点に関しては『相棒』で水谷豊が演じる杉下右京と少し似ているかもしれません。

 しかし、肝心のストーリーの方は、よく出来てはいるものの、現代のハイテク機器を駆使した手の込んだトリックを見慣れた者にとっては、やや物足りなさを感じてしまいます。あと1〜2話観てみて、その後も続けて観るかどうかを判断するつもりです。

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