新型コロナウイルス

 新型肺炎については、はっきりと分からない部分が多く、判断に困ります。当初は、ちょっとしたパニックになって、マスクが売り切れて店頭から姿を消し、それがまたパニックの増大を呼び起こしたりして、その状態がまだ継続しています。一方で、インフルエンザに比べたら毒性は弱くて、致死率も低いので大騒ぎする必要は無い、と言う人もいます。そのように見解が分かれる中、感染者数はじわじわと増えていることが不気味であります。確かにインフルエンザよりは毒性が低いのかもしれませんが、インフルエンザの場合は、気温が上がって暖かくなり、湿度が上がるとウイルスの生存に適した環境ではなくなって感染者数が減っていきますし、ワクチンや治療薬も一応あります。しかし、新型肺炎に関しては、そういったデータが無くて、インフルエンザが終息する季節になってもなお、感染が拡大するかもしれません。

 予防対策としては、手洗いなどを励行して自衛するしかありません。そういった意識が高まっているのか、通常のインフルエンザの感染者数は例年の同じ時期の三分の一程度におさまっているとの報告もありました。つまりは、手洗いというのがかなり効果的だと証明される結果になったのです。これまでは、手を洗いながらも、これが果たして効果があるのか半信半疑だったのですが、これからは疑うことなくしっかりと手を洗いたいです。

ニューアルバム

 つい先日、アメリカのロックバンド、グリーン・デイの新しいアルバム『Father Of All ...』が発売になりましたので購入(アップルのiTunesからダウンロード)しました。発売日に何かを買うというのは、他には村上春樹の本ぐらいで、個人的には滅多にあることではありません。デビューアルバムから数えて13枚目となる今回のアルバムを早速聴いてみました。アルバムごとに、それまでとは異なる味わいの曲を発表してきたグリーン・デイですが、今回もまた新たなテイストの曲が収められており、1994年にメジャーデビューしてから四半世紀が過ぎてもなお、バンドとして進化していることを感じ、それが最初はちょっとした違和感を伴うものではあるのですが、繰り返し聴いているうちに心に馴染んできて、好きになっていきます (^^)

ファザー・オブ・オール…

ファザー・オブ・オール…

 

 

『拳銃使いの娘』

 書店の翻訳小説の新刊本の棚に並んでいた『拳銃使いの娘』という本が目にとまり、妙に面白そうでしたので読んでみました。「このミステリーがすごい!」の2020年版の海外編で第2位なのだそうですが、ジャンル的にはミステリーというよりはアクション小説だと思います。

 アメリカの裏社会を牛耳る男から主人公のネイトとその妻、そして娘に処刑命令が発せられます。刺客が向けられるのですがそれらを返り討ちにし、逆に相手の資産を襲って大きな被害を被らせて行くのだけれど・・・、というようなストーリーです。妻は早々にやられてしまい、ネイトと11歳になる娘が強力な組織を相手に戦います。著者のジョーダン・ハーパーは、日本の『子連れ狼』にも影響を受けたと巻末の解説に書いてありました。『子連れ狼』は原作を読んだことがありませんし、テレビドラマでも観たことが無いのでどんな話なのかよく分かりませんが、映画『レオン』を彷彿とさせるストーリーであるように感じました。

 著者は、もともとはアメリカの人気テレビドラマの製作に関わった人で、確かにこの『拳銃使いの娘』はテレビドラマ的な感覚の小説で、そのままドラマ化してネットフリックスで配信したら人気が出そうです。しかしその前に、また次の小説を書いて欲しいと願っております。

拳銃使いの娘 (ハヤカワ・ミステリ1939)

拳銃使いの娘 (ハヤカワ・ミステリ1939)

 

 

寿司

 京都駅の地下にある回転寿司へ行きました。金沢に本店があるチェーンで、金沢を中心とした北陸直送のネタが自慢です。美味しそうだなと思うネタをどんどん注文していきました。のどぐろ炙り、ブリ、カワハギ、サワラ、中トロ、イカ、甘エビ、蟹、などを食べ、最後にのどぐろのアラ汁を頂きました。中トロだけはイマイチでしたが、それ以外は大変美味しゅうございました。そういう北陸の魚を堪能しながら、やはりお酒も飲みたいなと思い、石川県の地酒の中から「宗玄 純米無垢 特別純米」をグラスで頂きました。宗玄は、いつか飲みたいと思いつつ、なかなか飲む機会が巡ってこなかったのですが、やっと飲めました。北陸の魚にはやはりその土地のお酒がよく合います。

 ところで、回転寿司ではない寿司屋に比べて、回転寿司は「安い」とういイメージがあります。確かに、安いネタもありますが、値段を無視して食べたいネタだけをお腹いっぱいになるまで食べると、結構な金額になります。街中の小洒落たレストランでディナーのコース料理を食べるのと同じぐらいかもしれません。従って、回転寿司とて頻繁には行けないのが、ちと残念ではあります。

雪の京都

 朝早くに名古屋から新幹線で京都へ向かいました。名古屋はそれなりに寒いとはいえ、よく晴れて日差しは暖かでしたが、新幹線が米原あたりに差し掛かると急に雪景色となりました。日差しが覗いている地域もありましたが、急に暗くなって雪が舞っていたりしていました。

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 京都駅へ着いても雪がチラチラと降っている中、奈良線に乗り換えて伏見稲荷大社へ。お稲荷さんの縁日である初午(立春の後の最初の午の日。この日に稲荷山に神様が降り立ったとされています。)でしたので、祭事が執り行われているようで、古式にのっとった服装の神官が行ったり来たりしておりました。

 拝殿の前には供物が並べられていました。お稲荷さんの御利益と言えば、現代では商売繁盛ですが、元々は五穀豊穣とされておりましたので、たくさんの野菜がお供えしてありました。五穀豊穣を司る神と言えば、先週私が参拝した伊勢神宮の外宮の豊受大神がいわばトップで、伏見稲荷に祀られている宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)は同じ系列の神様とされています。

↓伏見はお酒でも有名です。数多くの地元の蔵元から日本酒が奉納されていました。

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↓野菜は適当に並べるのではなく、色のバランスや見栄えを考えて配置しているようです。

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↓赤カブと白カブで日本の国旗を表現しているのでしょうか?まあそれは良いとしても、白菜の上に何故ミカンがのせてあるのかは意味不明 ^^;)

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 雪が舞う寒い日でしたが、初午ということでたくさんの人で混雑していました。ただ、いつもは海外からの観光客がとてもたくさんいるのですが、やはり新型肺炎の影響なのか、中国人らしき観光客はあまり見かけず、今回は日本人の割合が多かったように感じました。