ジュマンジ /ウエルカム・トゥ・ジャングル

 現在の私の嗜好からすると、おそらく観ようとはしない映画でも、自分が興味を持っている著名人が「面白い」と言っているのを知って「じゃあ観てみようか」と思うことがたまにあります。今回はあるラジオ番組のパーソナリティが薦めていた『ジュマンジ』という映画のシリーズ2作目『ジュマンジ/ウエルカム・トゥ・ジャングル』(原題はWelcome to the Jungleとなっていますが、邦題ではtheがありません)をレンタルで観ました。第1作は1995年に公開されました。その作品はレンタルDVDで観たはずなのですが、主演がロビン・ウイリアムズであったことと、偶然見つけた謎のボードゲームをうっかり始めたら、ボードゲームの世界の中に入り込んでしまったこと以外のストーリーの詳細については、はっきりとした記憶はありません。1作目を再度観ておさらいしてから2作目を観た方が良いのかもしれませんが、時間が無いので省略しました。

 1作目ではサイコロを振って駒を進めるスゴロク形式のボードゲームでしたが、2作目ではテレビゲームになっていて、罰として居残りを命じられた4人の高校生が物置部屋でたまたま見つけたテレビゲームをモニターに繋いでキャラクターを選んだ途端にゲームの世界の中へ引きずり込まれてしまいます。ステージをクリアしないと元の世界へ戻れないと知り、みんなで力を合わせて必死に頑張る、という内容です。ゲームの中の世界として描かれている様々なことが、いかにもロールプレイングゲームでありがちな設定と同じようになっていて、なかなか芸が細かく作り込んでありましたし、終盤の絶体絶命のシーンでも「なるほどその手があったか!」という技を使い、そのための伏線は物語の前半でしっかりと仕込んであり、よく出来た脚本だと思いました。

 Welcome to the Jungleと言えば、私が好きだったガンズ&ローゼズというロックバンドの代表曲でもあり、予告編ではバックに流れていたので、本編ではどのように使われているのかも興味を持って観ていたのですが、結局、物語が終わってクレジットロールの部分で使われていました。


映画『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』新予告

 ジュマンジはシリーズ第3作が既にレンタル・リリースされているので、そちらもいつか観る予定です

 

 

沈黙の春

 せっかくの三連休だし、天気も良さそうだし、どこかへ出掛けようという気持ちもあったのですが、旅先で万が一感染してしまったりしたら、会社的にも色々と面倒なことになりそうな気がしました。日々の通勤途中での感染ならば、ある程度仕方がないと見られるかもしれないけれど、遊びに行って感染したとなると全面的に本人の責任ですから。自粛ムードは徐々に弱まりつつありますが、念の為もう暫くの間は遠出は控えることにしました。

 午前中はランニングのトレーニングに出ました。途中に中学校があって、これまでですと休日には学生たちがグランドでテニスなどの部活動を行っているのがフェンス越しに見えるのですが、昨日も今日も人っ子一人おらず、シンと静まり返っている中、どこか遠くの方からウグイスが鳴く声だけが妙に大きく聞こえてきました。この光景を目にして「沈黙の春」という言葉が頭に浮かびました。『沈黙の春』というのは1962年にレイチェル・カーソンというアメリカの生物学者が書いた本のタイトルです。この本ではDDTをはじめとする農薬の使用によって生態系に異変が生じる危険性を、春になっても鳥たちが鳴かなくなったことを通して訴えています。新型コロナウイルスによって今度は人間の方が沈黙させられている、いわば「逆・沈黙の春」は、自然からの「しっぺ返し」のように思えてなりません。しかもまだほんの軽いジャブ程度の、本格的な反撃の予兆に過ぎないような気もします。

 岐阜市伊奈波神社の前を通りかかると、目立つ場所に立っている桜の木が薄いピンク色の花をたくさん咲かせていて、ほぼ満開の状態でした。去年の満開がいつだったのか、正確な日付は覚えていませんが、少なくとももう少し後だったはず。と言っても岐阜市の他の場所の桜はまだ咲き始めの木が多くて、一部の桜だけが満開になっているようです。

 その昔は学校の入学式が行われる4月の7日前後に満開を迎えることが多かったのが、段々と早まって3月と4月の変わり目頃に見頃を迎えるようになり、遂には春分の日まで来てしまいました。流石にこれは早過ぎると思います。来年以降もこの調子で開花時期がどんどん早まっていくのか?

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コロナ関連

 先日、会議のためにうちの職場に来た同期の女性と久しぶりに会い、昼休みにランチを食べながら話をしました。そこでまずは、まるで時候の挨拶のように新型コロナウイルスの話題となりました。その同期の女性は生化学が専門の理系女子で、新型コロナに振り回されている 世間の状況を「騒ぎ過ぎ」と言い、全く怖がっておらず、マスクだって付けないと言っておりました。私などは、これだけ感染者数が日に日に増えていき、アメリカでは非常事態宣言が出されるなど上へ下への大騒ぎな状況を目の当たりにすれば単純に「これは一大事だ」と思ってしまうのですが、冷静に考えてみると確かに「騒ぎ過ぎ」というのも一理あるなと思いました。

 その同期との話の中で『はたらく細胞』というアニメがあることをおしえてもらいました。人間の体の赤血球だとか白血球などを擬人化したキャラクターが登場し、例えば免疫システムなどを分かりやすく説明しているとのことでした。どんな感じなのか気になったので、帰宅してからAmazonのプライムビデオで第1話を観てみました。確かに、小・中学生がいきなり理科の教科書から入るよりは、まずはこういうアニメを観てこの分野の雰囲気を掴んでおくのには役立ちそうですし、理科が苦手な子にも興味を持ってもらえるかもしれません。しかし、大人が観るにはちょっと軽いかな。第1話は無料なので取り敢えず観ましたが、第2話以降は課金されるので、お金を払ってまでは観るほどでもないかなと。

最近のコーヒーの淹れ方

 インスタントではなく、レギュラーコーヒーを淹れる際、かつてはペーパードリップだったのですが、フレンチプレスの方がコーヒーオイルまでしっかりと抽出されるので好むようになりました。ただ、抽出後の後始末に関しては、ペーパードリップがペーパーごとサッと捨てることが出来て簡単なのに対して、フレンチプレスは面倒なので、美味しいコーヒーを飲みたいという気持ちがありながらも、つい後始末が簡単なペーパードリップを選択してしまうことが多かったです。

 最近は挽いた豆を「お茶パック」に入れて抽出する方式を採用しています。要はティーバッグなどと同じです。いわゆる「コーヒーバッグ」という商品も売ってはいますが、種類が少なく私の好みの風味に必ずしも合わないので、自分でコーヒーバッグを作ります。お茶パックは2〜3種類試しましたが、材質はパルプだとオイルを吸ってしまうので、ポリエチレンなどで出来た物で、尚且つ取り出し易いように紐が付いている物が今のところのベストです。これでフレンチプレスのように4分間ほど抽出すると、そこそこ美味しいコーヒーに仕上がります。問題は、そのお茶パックが以前は通勤途中の100均ショップで売っていて手軽に買えたのに、暫く前から別のタイプの商品に変わってしまったので、Amazonで注文せねばならないことです。

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