母は忘年会へ行くはずが

 母親の所属している書道関係の組織の忘年会があるから、今日の晩御飯は外食にするなり、何かを買ってくるなりするように、と書かれたメモが食卓の上に置かれているのを早朝に家を出る前に見ました。私は夜遅くに帰ってきて、朝はまだ両親が寝ている間に会社へ行くので、母はこのようにメモを書くことがたまにあります。メモと言っても、そこは書道家の母ですから、和紙に墨と筆で書いてあるので、読み終えてもクシャッと丸めて捨てるのは少し勿体無いように思うこともあります。

 晩御飯には米などの炭水化物は摂取しないようにしているので、外食とかコンビニのお弁当にするのではなく、簡単に調理できるおかずを何品かスーパーやコンビニで買って帰りました。ところが家へ着いてみると、母の忘年会が急遽中止されたとのことで、母たちは普段通りに晩御飯を食べていました。夕方に私のスマホへ電話したらしいのですが、繋がらなかったと言っていました。従って、私の分の晩御飯は用意されていなかったので、買ってきたおかずを食べたのでした。