- 作者: 桜井博志
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2014/01/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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そういった意味で、桜井社長はNHKの『プロフェッショナル』やテレビ東京の『カンブリア宮殿』に取り上げられそうな人物だなあと思い、調べてみたら先月半ばに放送された『カンブリア宮殿』に出たのだそうです。見逃してしまいたいへん残念。YouTubeで動画を探してみようと思います。
通常、日本酒の仕込みは年1回冬場に行うもので、杜氏は普段は農業をしていて冬の農閑期の手があく頃に酒蔵にやってくるという人的な要因と、仕込みに適した温度が冬場であるという環境要因から「年1回冬場仕込みシステム」になっていました。しかし、獺祭の旭酒造では杜氏に頼らずに社員が仕込み技術を習得し、更には適切な温度管理が出来る設備を導入することにより年間を通じてお酒を造れるようになりました。よって従来の方式に比べるとかなり多くの数量を生産できるわけですが、人気も高いのでなかなか手に入らなくなってしまったのは消費者としては誠に残念。デパートなどでは「お一人様1本まで」と書かれた紙が売場に貼ってありますし、入荷したと思ったらすぐに売り切れてしまうのが現状です。獺祭というお酒の人気が高まっていくのは喜ばしいことなのですが、入手困難ではどうしようもなく、なんとも痛し痒しです。