コンサート


 愛知県芸術劇場で開催された坂本龍一と東京フィルのコンサートに行って参りました。いつも一緒にお茶したり映画を観に行ったりする知人は音楽にはあまり興味が無いようなので、今回は音大卒で音楽に詳しい人を誘ってみました。
 会場は思ったよりもこじんまりした感じですが、それでも収容人数は1,800人で、ほぼ満席の状態でした。席は全席指定で、チケット購入の際には席を選べないのですが、私たちの席はステージの正面の前から9列目というかなり良い席で、ラッキーでした。
 演奏された曲目は、全て坂本龍一さんが作曲しオーケストレーション(オーケストラ演奏用に編曲)したもので、前半はどちらかというと静かな曲で知らない曲ばかりでしたが、後半は有名な曲もいくつか登場しました。アンコール前最後の曲は『戦場のメリークリスマス』で、この曲を坂本龍一さんが演奏するのを生で聴くことが出来るなんて、なんとまあ幸せなことかと感激しました。
 アンコールの1曲目は昨年のNHK大河ドラマ『八重の桜』のテーマで、これも素晴らしかったです。盛大な拍手が鳴り止まず、アンコールは結局3曲演奏されました。
 坂本さんの演奏も良かったのですが、東京フィルの演奏も素晴らしかったです。詳しいことはわかりませんが、あれだけの大人数の楽器の音がピタッとひとつになる技術は相当なものなんだろうと思いました。
 心配していた咳は、いろいろと対策を講じていたおかげで、演奏中には1度も咳が出ませんでした(でも、他のお客さんの中には演奏中でも平気で咳をしている人が何人かいましたが・・・)。
 もし来年以降もこのコンサートが開催されるようなことがあれば、また来たいです。