漢方医

 マラソンで走っている最中、及び走り終えてから胃の調子が悪くなる問題を解決すべく、漢方医を訪ねました。漢方医と言っても、ちゃんと大学の医学部を卒業していわゆる西洋医学の医師免許も持っている上に漢方医学にも精通していて治療に漢方薬を用いるお医者さんなわけです。ネットで検索してみたところ、私の地元の岐阜にはそういった病院は見つかりませんでしたが、名古屋にはいくつかありましたので、そのうちのひとつを選んで予約しました。かなり人気の漢方クリニックのようで、土曜日ですと1か月ほど先までいっぱいでしたので待たねばなりませんでした。花粉症を漢方的手法で治療することも行っているようで、季節柄そういう患者さんもたくさん来ているみたいでした。そして、ざっと見渡したところ女性の割合が高く、8割近くが女性でした。女性の方が漢方に対する関心が高いのでしょうか。
 診察は、まず私の方から症状について説明し、先生がそれに関していくつか質問した後、口を開けて舌を見せてくれと言われ、更には舌の裏側も見せるように言われました。舌の裏には何か身体全体の具合を表す指標的なものが見てとれるのでしょうかね。その後、ベッドの上に仰向けになって触診がありましたが、これは西洋医学と大して変わらない感じでした。そういった診察の後、処方する漢方薬の説明があり、診察終了、そしてお会計で診察料を支払いまして、ここまでは順調な流れでした。しかし、薬局へ行って処方箋を提出したら調剤に1時間半ほどかかると言われて驚きました。考えてみれば、漢方の場合は患者さんごとに薬の組み合わせやその割合が異なり、数種類の漢方薬をミックスして1回分ずつ分包するわけですから、そりゃ時間もかかるよなと納得しました。薬局の待ち合いスペースのソファは満席でしたので、クリニックの近くにあるコメダ珈琲へ行き、コーヒーを飲みながら小説を読んで時間を潰しました。
 今回処方された漢方薬を試してみて、調子が良いようでしたらこの治療法を続けて胃の状態を回復させ、来シーズンのフルマラソンでは笑顔でゴール出来るようにしたいです (^^)