腕時計

 1年ちょっと前にアップルウオッチを買ってからは、便利なのでずっと使っています。私が持っているのは第2世代のアップルウオッチで、これでもそこそこ満足しているのですが、昨年末でしたか、第3世代が発売されると、やはりそちらの方も気になってしまいます。iPhoneなどのスマホの場合は、新しい機種が出たからといって、使い勝手が格段によくなような技術的進歩があるわけではなく、実質的にはほんのちょっとした改良でしかないことがほとんどです。一方、アップルウオッチの場合は、スマートウオッチというものが世に出てからまださほと年数が経っていないこともあり、1世代違うとスペックの違いも大きいのです。新しく出た第3世代のアップルウオッチでは、iPhoneがそばになくても電話の送受信が出来たり、音楽を聴いた出来ることが最大の特徴のようで、そもそもランニングなどのトレーニング用にアップルウオッチを買った私としては魅力的な機能です。
 新しいアップルウオッチは5〜6万円ほどで、現在使っているもの下取りに出せば最大で2万円の割引きになるので(実際には現金のキャッシュバックではなく、アップルでのお買い物に使えるカードが貰えるのですが)、そうなると、どうしようかな、とちょっと考えてしまいます。

 私はあまり高額な時計を買う趣味は無くて、20代のサラリーマンになりたての頃に5万円ほどの腕時計を買った時には、この時計を一生とは言わないまでも、相当長きに渡って使うことになるんだろうな、と思ったものでした(実際には数年で壊れてしまいましたが ^^;)。

 男性の腕時計は、女性にとっての指輪などの宝石のようなものとか言われますし、年収の10%程度の腕時計を持つのが相場みたいにも言われます。この「10%」というのは一つの例で、3〜30%ぐらいという人もいます。でも、携帯電話が普及し始めた頃から腕時計をしない人が増えているから、こういう高額な腕時計を持つのはそういったことにこだわりがある人とか、ビジネスマンの装飾の一つとして考えている人たちに限ったことなのかもしれません。

 その昔、テレビで大橋巨泉さんが、腕時計なんぞに高い金を払うのはバカらしいので、5千円程度のデジタル時計を使っていて、それで十分だと言っていたのを聞いたことがあります。また、村上春樹さんも、時計にはこだわりが全く無いようで、1万円以上するものは買う気がしないとどこかで書いていました。私の敬愛する村上春樹さんがそう言うのであれば、私もそう言う考えのもと、これからの人生を生きていこうかと思ったりもするのですが、高島屋とかのデパートの高級腕時計売り場でタグホイヤーとかを見ると、つい「欲しいなぁ」と思ってしまう私です(でも、値札に書かれた価格を見て、すぐに諦めモードに切り替わりますけど・・・)。