エイプリフール

 エイプリルフールというものがあるということを知ったのは確か小学校低学年の頃だったと記憶しています。友達どうしで、何かしょうもないウソを言って、「ヘヘッ、ウソだよ〜ん、だって今日はエイプリルフールだから」みたいな、いかにも小学生のやりそうな事をやっていたような気がします。
 でも大人になると、エイプリフールというのは一般人の生活の中ではさほど定着してなくて、海外からのニュースで、こんなウソを仕掛けました、というのを見る程度でした。日本ではそもそも、たとえ最終的に笑える結末になるとしても、ウソをつくことに対する抵抗感が強かったり、ウソとユーモアを上手く絡めるセンスが育つほどの歴史が無かったりするからなのでしょうね。

 そんな中、企業がエイプリフールの企画として架空の商品やサービスの広告を発表する、というのがここ何年かの間に見られるようになってきました。今年のエイプリフールで目にとまったのは、セイコーが忍者専用の腕時計を発売するというもの。これはこれでなかなかカッコ良いので、欲しいと思う人も結構いるかも。エイプリフールのネタであって、実在しないことが残念なくらい。

 架空の製品である事を明記してあるところは、様々なトラブルを避けるためには必要なのかもしれませんが、野暮ですよね ^^;)

 それから、劇団四季の『リアルメーメイド』というのも笑えました (^o^)