チョコフレーク

 森永のチョコフレークが来年(2019年)の夏に生産を終了するとの発表がありました。1967年に発売され、50年以上のロングセラーでしたが、この5年で売上が半減するなどしたことが販売終了の理由のようです。売上が落ちた原因は、日経新聞には「近年は多様なチョコレート商品が売り出されて人気が低迷した」と書かれていますが、朝日新聞には「同社によると、手がべとついてスマートフォンを操作しながら食べにくいため、人気が落ち込んでいた。」と書かれていました。確かに、それはあるかもしれません。風味や価格には問題が無くても、スマホとの相性が売り上げを左右するというのは、そういう時代なんだなぁ、と感じます。商品開発においては、風味や価格だけでなく、食べる際の状況(食シーン)もこれまでに以上に重要になってくるんだと、改めて思いました。でも、同じように食べる際に手が汚れるポテトチップスは、依然としてたくさんの種類が店頭に並んでいるのは、チョコレフレークには無い魅力があるからなんでしょうか。
 この先、テクノロジーが進んで、手をいっさい使わなくてもスマホを操作できるような時代になったら、チョコレフークのようなお菓子が復活するかもしれませんね。