島津アナ

 火曜日の密かな楽しみのひとつは、月曜日の深夜に放送された伊集院のラジオ番組をラジコプレミアムのようなもので聞くことです。今回の番組冒頭は、伊集院のかつての師匠の三遊亭圓楽に初期のガンが見つかったという話題で、これはこれで少し驚きました。そして、その次の話題でNHK島津有理子アナウンサーが突然退職することになったと知り、びっくりしました。思うところあって、一念発起して医学部を受験し、見事合格したのだそうです。島津さんは東大(経済学部)卒なので、もともと優秀なのでしょうけど、44歳という年齢、二児(双子)の母であり、NHKの局内でもそれなりのポジションにいたでしょうに、よくぞ決断したものだと感心しました。
 最大のきっかけとなったのは、伊集院と一緒に司会を務めている『100分de名著』という番組で、神谷美恵子の『生きがいについて』という著書を取り上げた際に、本当は自分は医者になりたかったんだ、自分はそれに向けてチャレンジすべきだという思いに至り、医学部を受験することを決意したのだそうです。
 
 そんな大きな影響力をもたらした『生きがいについて』とは、どんな本なのか、とても興味があるので、読んでみたい気がします。勿論、私の場合はそれを読んだからといって、会社を辞めて自分が本当にやりたかった道を目指すことにはならないでしょうけど。

生きがいについて (神谷美恵子コレクション)

生きがいについて (神谷美恵子コレクション)