偽りであっても

 以前、会員だった岐阜のスポーツジムへは土日しか通えなかったので、平日の会社帰りにもトレーニングできるように名古屋のジムへ変えたのが8月でした。当初は、やはり仕事で疲れていると、便利な場所にジムがあったとしても行くのが億劫でしたが、最近になってやっと月・水・金の3日間きっちり通って、土曜日は地元で軽めに、または完全に体を休め、日曜日は屋外で長めに走る、というパターンが定着しつつあります。

 金曜日の夜のトレーニングを終え、シャワーを浴びてスッキリして、駅へ向かいました。途中にあるスタバで暖かいカフェラテを買い、電車の座席について紙の手提げ袋からカップを取り出すと、スリーブに「今日も1日おつかれさまです」と書かれていました。こういうのを書くのは、スタバ以外の外食チェーンでは、ほぼ見たことがありません。スタバのスタッフはいつも笑顔だし、そういう接客マナーについてはマニュアルがあって、それに従っているだけで、あの笑顔は「作り笑い」であることも、「今日も1日おつかれさまです」というのが「偽りの気遣い」であることも、百も承知ではありますが、他のお店の店員があまりにも無愛想なので、偽りであろうと「笑顔」や「気遣い」に接すると、少しほっとします。
 特に名古屋の「無愛想」の度合いは高いような気がします。連休などに旅に出て、名古屋へ戻ってくると、他の地域に比べて名古屋で受ける印象があまりにも酷いことがよく分かります。