物語の力

 NHK大河ドラマ『いだてん』は、今のところ毎週ちゃんと観ております。この物語には、オリンピックの①ストックホルム大会直前、と②東京大会直前、という2つの時間軸があって、この2つを行ったり来たりしながら進行していくので、「あ、今は①なんだな」、「このシーンは②だな」と確認しながら観ないといけないのがやや煩わしいのですが、どの登場人物も魅力的に描かれているのでつい引き込まれてしまいます。

 そんな個性あふれる登場人物達の中で、初めはさほど目立たなかったのに、最近気になりだしたのが、三島家の女中のシマで、演じているのは杉咲花さん。私が通勤で利用している電車の車体には中日新聞の広告が貼ってあり、それに杉咲さんが採用されているので、そのお顔は毎日のように目にするのですが、これまでは全く何も思いませんでした。しかし、大河ドラマの役柄を通して見ると、とても魅力的に思えるので不思議です。

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 大河ドラマではないのですが、最近気になり出したもう1人の女優さんが阿部純子さんです。『孤狼の血』という役所広司さんと松坂桃李さん主演の映画で(この映画自体はバイオレンスが溢れていて、決してオススメはしませんし、むしろ観ない方がいいです、と言いたいくらい)、街の小さな薬局の薬剤師役で出ていたのが阿部純子さんでした。決して演技が上手いわけではありませんが、何故だかグッと惹きつけられるのを感じました。早速、インスタをフォロー開始したのですが、そこで目にする阿部さんは、さほど魅力的には映りません。何故なんだろう? そして、阿部さんが出演し、もうすぐ公開される『ソローキンの見た桜』という映画の予告編を見たら、やっぱり惹きつけられてしまうのでした。しかも慶大卒の阿部さんなのでした (^^)


敵国同士の2人の壮大な愛を描く『ソローキンの見た桜』