シャークスキン

 スーツというのはビジネスマンの「勝負服」みたいなものなのでしょうが、私自身はそうたくさんのスーツを持っているわけではありませんし、例えばスーツの生地に関する知識も豊富ではありません。そんな私が、先日、翻訳物のアクション小説を読んでおりましたら、悪役としてその物語に登場する特殊工作員(殺し屋)が「シャークスキンのスーツを着ている」という描写がありました。えっ? 鮫の皮で出来たスーツを着てるの?そんなもの着てたら目立って仕方がなくて、暗殺するターゲットにこっそり接近することなんて出来ないんではないか、それにゴワゴワして動きづらそうだし。でも、よくよく調べてみたら、シャークスキンというのはスーツの生地の種類の名前で、縦、横に白糸と色糸を1本ずつ交互に織った綾織で、鮫の肌のように見えるのがその名の由来とのことでした。鮫の皮で作った財布とかあるので、てっきり本物の鮫の皮かと思っちゃいました^^;)

↓下の写真は気仙沼シャークスの鮫皮で作った二つ折り財布(税込15,120円)

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↓こちらがスーツ生地のシャークスキン

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 シャークスキンのスーツは、ショーン・コネリーが演じていた頃のジェームスボンドが着ていたらしいです。パッと見た感じはさほど珍しくもなくて、たまに見かけることもあるし、そう言えばこういうスーツを若い頃に1着は持っていたような朧げな記憶もあります。次にスーツを新調する機会があれば、生地はシャークスキンにしようかな。