『ドラゴンタトゥーの女』の続編

 『ドラコンタトゥーの女』というスウェーデンのミステリー小説があり、それが同じくスウェーデンで映画化されたのが2009年。それを2011年にハリウッドがリメイクして大ヒットしました。その続編となる『蜘蛛の巣を払う女』がアメリカとスウェーデンの合作として作られ、劇場公開の後、この度レンタルが開始されたので早速観ました。

 猟奇的な殺人やバイオレンスを扱っているので、観ていて楽しい気分になる映画ではありませんが、ミステリー映画としてはそこそこの出来栄えだと思います。ただ、ハリウッドリメイク版の『ドラゴンタトゥーの女』の完成度が高かったので、どうしてもそちらと比べてしまい、見劣り感があるのは否めません。最大のポイントは、主人公のリスベットで、今回の『蜘蛛の巣を払う女』のリスベットを演じたクレア・フォイも悪くはないのですが、前作でリスベット役を演じたルーニー・マーラが良すぎて、今回もそれを求めていた故の物足りなさは感じてしまいました。ルーニー・マーラと言えば、フェイスブックの誕生を描いた『ソーシャル・ネットワーク』ではザッカーバーグの恋人役で真面目で清楚な女子大生を演じていたのに、『ドラゴンタトゥーの女』ではそれとは真逆のダークな役を演じ、その迫真の演技に彼女の映画俳優という職業に対する情熱、役者魂のようなものを感じ、心が揺さぶられた記憶があります。このシリーズにはまだ続編があるので、それをハリウッドで映画化する際には、もう一度、ルーニー・マーラにリスベットの役を演じて欲しいです。

 

↓清楚な女子大生の役(左)と、それとは正反対のパンク風の役(右)

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ちょっと木村カエラに似ている ^^;)

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