ちょうちん祭

 仕事を終えて岐阜へ戻ってくるのは、最近は8時前後のことが多いです。大人にとっては夜8時なんてまだまだ早い時間帯なのですが、子供が外を出歩く時間帯ではありませんので、子供を見かけることはほとんどありません。しかし、今夜はたくさんの子供達がいるので、何だろうなと思ったら「ちょうちん祭」でした。駅の近くの神社で催されているようで、神社のすぐ側にある公園の中に金魚すくいなどの夜店が出て賑わっていました。ちょうちん祭は何のためのお祭で、どのような歴史があるのかが今ひとつよく分からないのですが、私が子供の頃から既に地元の夏のお祭りとして定着しておりました。今は子供の数が減っており、小学校なんかだと1学年に1クラスしかないような状況ですから、こういう子供が参加するお祭は無くなってしまうか、盛り上がりに欠けるのではないかと思ったりもしたのですが、それなりに活況を呈しており、少し安心致しました。私が子供の頃は、家を出てお祭の会場へ向かう際に町内の子供達が集まって、明かりを灯したちょうちんを手にして歩いていったものでしたが、今でもそうなのかは不明です。

 夜8時過ぎともなると、小学校低学年ぐらいだともうそろそろ疲れてくる頃合いなのか、母親に背負われて帰っていく子もいたりして、そういう親子の姿を見たら何だかんだほっこりした気持ちになりました。