エディ・ヴァンヘイレン

 VANHALENというアメリカのロックバンドのエディ・ヴァンヘイレンという私が大好きなギタリストが5年前からドイツで咽喉ガンの放射線治療を受けているとのニュースがありました。エディは2000年に舌ガンと診断され、その後、ガンが喉に転移し、これまでにも何度か咽喉ガンの除去手術を受けていたそうです。

 エディはヘビースモーカーで、ライブで演奏中もタバコを吸っていることがあり、それが原因なのかと思ったのですが、そうではありませんでした。エディは、ギターの弦を弾くピック(金属製)の予備を口の中に入れて演奏することが多く、そのピックの尖った部分がいつも舌の同じ場所に当たっていて、そこがガンになったのだそうです。こういう物理的な刺激でも、人体の細胞や組織が変異を起こすのは恐ろしいなぁ、と改めて思いました。ちなみに、アスベストによって起こる肺ガンも、アスベストの微小な繊維の先の尖がった部分が肺を刺激することによって引き起こされるようです。ギターのピックでなくても、例えば、虫歯を治療した部分に被せてあった詰め物が取れて穴があいてしまい、舌の先でその部分を何となく触ってしまうことは珍しくありませんが、それが長期に渡ると刺激を受けた舌の先にガンが発生することもあり得るという話を聞いたことがあります。気を付けたいですし、エディの咽喉ガンが早く完全に良くなることをファンとして願っております。