一夜明けて

 ラグビー日本代表南アフリカに負けて一夜明けた月曜日、職場では顔を合わせると、自然とラグビーの話題になりました。いつもはラグビーどころかスポーツなんかに関心が無いと思っていた人でさえ、南アフリカ戦はテレビで観たと言っていましたし、普段は興味の対象が異なるのに、この試合は家族全員で一緒になってテレビの前で応援していたという人もいました。こういう「今までラグビーに関心が無かった人にラグビーの面白さを知ってもらう」ということが、ラグビー協会の大きな目標の一つであるでしょうから、その点においては、少なくとも日本では大成功だったと言えましょう。勿論、暫くするとこの熱気は冷めて、離れていく人も多いでしょうが、それでもこれがきっかけで熱心なファンになる人もたくさんいるでしょうし、部活やスクールでラグビーを始める子供や学生もいるでしょう。そういう「熱気が冷めなかった人たち」の行き場というか受け皿がちゃんとあるような環境が整っていくことを願っております。