雪の京都

 朝早くに名古屋から新幹線で京都へ向かいました。名古屋はそれなりに寒いとはいえ、よく晴れて日差しは暖かでしたが、新幹線が米原あたりに差し掛かると急に雪景色となりました。日差しが覗いている地域もありましたが、急に暗くなって雪が舞っていたりしていました。

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 京都駅へ着いても雪がチラチラと降っている中、奈良線に乗り換えて伏見稲荷大社へ。お稲荷さんの縁日である初午(立春の後の最初の午の日。この日に稲荷山に神様が降り立ったとされています。)でしたので、祭事が執り行われているようで、古式にのっとった服装の神官が行ったり来たりしておりました。

 拝殿の前には供物が並べられていました。お稲荷さんの御利益と言えば、現代では商売繁盛ですが、元々は五穀豊穣とされておりましたので、たくさんの野菜がお供えしてありました。五穀豊穣を司る神と言えば、先週私が参拝した伊勢神宮の外宮の豊受大神がいわばトップで、伏見稲荷に祀られている宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)は同じ系列の神様とされています。

↓伏見はお酒でも有名です。数多くの地元の蔵元から日本酒が奉納されていました。

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↓野菜は適当に並べるのではなく、色のバランスや見栄えを考えて配置しているようです。

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↓赤カブと白カブで日本の国旗を表現しているのでしょうか?まあそれは良いとしても、白菜の上に何故ミカンがのせてあるのかは意味不明 ^^;)

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 雪が舞う寒い日でしたが、初午ということでたくさんの人で混雑していました。ただ、いつもは海外からの観光客がとてもたくさんいるのですが、やはり新型肺炎の影響なのか、中国人らしき観光客はあまり見かけず、今回は日本人の割合が多かったように感じました。