昨日のブログに書いた角田光代さんの本の中に『人生はマラソンだ!』という2012年公開のオランダの映画が紹介されていて、興味がそそられたのでiTunesからレンタルして観ました。オランダのロッテルダムの自動車修理工場で働くうだつの上がらない感じの4人の中・高年の男達が主人公。自動車工場で「働く」と言っても、仕事は若い下っ端(エジプトからの移民)にやらせて自分たちはトランプで賭け事をしてダラダラと過ごす毎日。そんなある日、その修理工場が38,758ユーロ(日本円に換算すると凡そ460万円)もの税金を滞納している事実が発覚。このままでは修理工場を差し押さえられてしまいます。何とかせねば、と金を得る方法を探していた時に思いついたのが、企業を宣伝するウエアを来てロッテルダムマラソンに出場し、スポンサー料を貰うというもの。しかしそんな大金を出してくれる企業はなかなかいません。どこへ行っても断られ続けていましたが、ついにスポンサーを見つけました。しかしそれには条件があり、修理工場の4人が全員完走することが出来れば40,000ユーロを支払うが、それが出来なければ修理工場をそのスポンサーに渡さねばならないというもの。そこから4人の男達のフルマラソン完走に向けてのトレーニングが始まるのですが・・・。
ストーリー展開はベタと言えばベタで、ある程度予想がつくのですが、ハリウッド映画には無い、ヨーロッパ独特のテイストがあり、たまにはこういうのもいいかな。