岡本太郎

 買いたい本があって書店へ行き、その本がある棚へ辿り着くまでの間にたまたま目に付いた本をヒョイと手に取ってパラパラとページをめくって斜め読みしてみたら面白そうだったので、その本も買ってしまったということはよくあります。これはアマゾンには無い、リアル書店でしか味わえない読書の楽しさであります。

 最近、そのようにして購入したのが岡本太郎の『自分の中に毒を持て』という文庫本でした。岡本太郎と言えば、太陽の塔とか、あとはまだご存命の頃にテレビコマーシャルで目にしたり、お笑い芸人がモノマネをしていたり。ただ、それで自分では岡本太郎を知っているつもりでいたのですが、それは彼の一部分に過ぎず、本当は凄い情熱を持って生き抜いた人なのだということをこの『自分の中に毒を持て』を読んで知りました。これが私の中での岡本太郎との本当の出会いと言えましょう。

 岡本太郎の作品を生で観ることが出来る「岡本太郎記念館」という施設が東京にあるそうです。新型コロナウイルス騒ぎ落ち着いたら、いつか訪れてみたいです。

自分の中に毒を持て<新装版> (青春文庫)

自分の中に毒を持て<新装版> (青春文庫)

  • 作者:岡本 太郎
  • 発売日: 2017/12/09
  • メディア: 文庫