『あまちゃん 歌のアルバム』

あまちゃん 歌のアルバム

　よもや自分がこの『あまちゃん歌のアルバム』というCDを買うとは思ってもみなかったのですが、つい勢いで買ってしまいました。『潮騒のメモリー』や『暦の上ではディセンバー』は勿論のこと、ドラマの中で使われた曲はすべて入っています。『南部ダイバー』は、岩手県立種市高校に実在する曲ですが、聴いていると何だか元気が湧いてきます。
　そして何よりも意外だったのでは、橋幸夫と吉永小百合が歌っている『いつでも夢を』を聴いて素直に「いい曲だなぁ」と感じたことでした。私は10代の頃から洋楽やクラシック音楽ばかり聴いていて、それらとは対極にある日本の歌謡曲は「ふんっ、こんなもの」と鼻で笑って一切評価してこなかったのですが、この『いつでも夢を』は、すうっと心に染み込んできて、不覚にも「いい曲だな」と思ってしまった自分に大いに戸惑いました。調べてみたら、この曲は1962年にレコード大賞を取ったらしいです。もしかしたら、時代とか好みを超えて普遍的に多くの人の心に響く何かを持っている曲なのかもしれません。