雨音

 昨夜チェックした天気予報によると日曜日は雨のち曇りでしたが、降水確率はそれほど高くなく、降ったとしても小雨程度だろうという希望的観測のもと出掛ける計画を立てていました。しかし、今朝起きてみると割としっかりと雨が降っておりましたので計画は断念。
 でも、何年か前のブログにも書いたことがあるのですが、雨の日も雨の音もそれほど嫌いではありません。雨の音に耳を傾けているととても心が穏やかに安定してくるのが感じられますし、日曜日の朝といったゆったりとした時間帯に聞く雨音は贅沢な気分にさえしてくれます。
 確か随分前に読んだ吉田たかよし氏の『ストレスがなくなる脳のつくり方』という本に書いてあったのですが、人類を取り巻く環境や科学技術は時代とともに大きく変化してきていますが、人間の体の中身というのは太古の昔、それこそいわゆる原始人の頃からあまり変わっていないのだとか。人間は食べ物が無くても意外と長い間耐えることが出来ますが、水を飲まないとすぐに生命の危機に直面することになります。ですから、身近に水の存在を感じるととても安心し、その「水がある→安心する」という感覚が現代人の脳にもしっかりと刻まれたまま残っているので、雨の音を聞いたり、水辺へ行ったりすると気持ちが落ち着いてリラックスする効果があるのだそうです。
 今このブログを書いている最中も雨が屋根や地面を打つ音が聞こえてきますが、なんともいえない心地よさを感じ、このままずっと降り続けて欲しいとさえ思います。