割り箸のかんざし

 しばらく前の日曜日の夕方、車を運転しながらラジオを聴いておりましたらNHKのAMで『地球ラジオ』という世界各国からのお便りを紹介する番組が放送されていました。その時たまたま「女性の髪を留める道具」について話されていて、どこの国だったか料理に使う串を使って髪を留めるところがあるという話をしていました。これを聴いて思い出したのが私がオレゴンの大学院にいた頃に同じ研究室で一緒にプロジェクトを進めていた韓国人の女子学生のことでした。その女性は若い頃の松雪泰子に似た美しい女性であることは以前にもブログに書きましたが、彼女とは授業や実験の合間に一緒に食事をすることも多かったです。そんなある日のランチタイムに学校の近くのアジア系のレストランへ入った時のことでした。暫く二人で他愛も無いおしゃべりをしていたのですが、注文した料理(確か麺類でした)が届くと彼女はテーブルの上にある箸立てからおもむろに割り箸を1本抜き取ったかと思うと長い髪を慣れた手つきでシュルシュルっと丸め上げ、その横から割り箸をぶっ刺して留めてしまいました。こんなことをする女の子は日本では見た事が無かったので随分と驚きましたが、その仕草自体は妙に艶かしくてグッとくるものであったことは確かで、女性が髪をたくしあげたりする姿ってのは随分と男心に響いてくるものなのだなあと思いました。割り箸を使うのはエコ的にどうなのかという問題はあるものの、輪ゴムで留めるのは普通過ぎて何も感じないでしょうし、よく日本の女子がやっているように食べ物を口に運ぶ際にイチイチ片手で顔にかかった髪を払いのける仕草なんかよりはよっぽど好感が持てます。私は基本的には女性の髪は短い方が好きですが(例えば能年ちゃんとかね)、髪が長いと「たくし上げる」という必殺技を効果的に使えますし、またまとめ上げた髪というのはキリリと引き締まった印象もありますので、それはそれで魅力的です (^^)