『ミッドナイトクロス』

 おすすめの映画を紹介するラジオ番組で取り上げられていた『ミッドナイトクロス』をレンタルで観ました。監督はブライアン・デ・パルマで、1982年の作品。B級映画の音響効果技師(ジョン・トラボルタ)が夜中に屋外で色んな音(風の音やカエルの鳴き声など)を録音している時に目の前で自動車事故が起こり、ある陰謀に巻き込まれていくという話。
 ストーリー展開自体は、まあそこそこ面白いのでしょうが、気になったのは1982年という時代。80年代なんてついこの間のような感覚でしたが、この映画を通して目にする80年代はかなり大昔のように感じられ、ちょっとしたショックを受けてしまいました。例えば80年代の洋楽なんてのは、今聴いてもさほど古いとは思わないのですが、映像で観る80年代はやはり古い。着ている衣服や髪型といったファッションも古いのですが、今回の映画で重要な役割を果たす録音機材(オープンリールのテープレコーダー)はかなり古めかしいです。もしかしたらカセットテープすら知らないであろう今時の若い人達にとっては、オープンリールのレコーダーなんて理解できないだろうな。

ミッドナイトクロス [DVD]

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