『海街diary』

海街diary 1 蝉時雨のやむ頃

　夏帆という女優さんのブログを読んでいたら『海街diary』という映画に出演が決定したとの記事があり、気になったので原作のコミックの第1巻を読んでみました。この作品は女性誌に連載されているそうです。いわゆる少女マンガというやつを読むのは久しぶり。私には姉と妹がおり、子供の頃は、自分のお小遣いで買うことが出来るマンガ雑誌や単行本の数などはたかがしれていてアッと言う間に読み終えてしまうので、姉や妹が持っているマンガも読ませてもらったことはありました。今回の『海街diary』はその時以来の少女マンガかもしれません。
　ストーリー自体は、とんでもないことが起こるわけではなく、わりとありふれた日常に近い設定になっていますが、こういう枠組みの中で淡々と人物の心の動きを描写し、それなりに読み応えがあるというのは、なかなか力量のある作者だと思いました。そういう作品を映画化するとういのはなかなか難しそうですが、来年の夏に映画が公開され、その後DVD化されたら観てみたい気がします。