だいじょうぶです

 たぶん、最初は若い世代が使い始めた言い回しで、徐々に広がっていったのだと思うのですが、「だいじょうぶですか?」とか「だいじょうぶです。」というのがあります。例えば、コンビニで何か食べ物を買って、レジの人に「お箸は何膳いりますか?」と訊かれた際に「あ、だいじょうぶです。」と言ったりします。この場合の「だいじょうぶです。」は「お箸は必要ありません。」という意味です。このように「だいじょうぶです。」は否定形として使われるようです。
 しかし、この言葉を使い慣れていないと、前後関係によっては全く逆の意味だと誤解してしまうことがあります。先日、スタバでエスプレッソを注文した際、こんなに苦い物を飲む時は水が必要かもしれないと気をきかせてくれたのか、「お水はいりますか?」とレジの女性が訊いてきました。「ください。」と答えると続けて「氷はだいじょうぶですか?』と訊いてきました。私はこの言葉を「氷を入れてもだいじょうぶですか?」だと受け取り「だいじょうぶです。(=氷を入れてもだいじょうぶです。)」と答えました。しかし、やがて出来上がってきたエスプレッソの横に添えられていた紙コップに入っていたのは水だけで氷は入っておらず、そこでやっと私は「だいじょうぶです」の用法を間違えていたことに気が付きました。日本語はなかなか難しいでです ^^;)