- 作者: 青山繁晴
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2016/06/02
- メディア: 新書
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テーマは世界情勢、経済、外交、安全保障等です。目まぐるしく事態が変化する現代において、12年も前に書かれた本を読む意味があるのだろうかという気持ちが読む前には少しありました。しかし、これまでは表面的にしか知らなかった事柄の真相を理解するのに役立ち、特に現在も混迷を深めている中東情勢の根っこの部分の解説は分かり易かったです。
また、短い期間にコロコロと変わる日本の首相についても、それぞれが長期的なスパンにおいてどのような役目を果たしたかという観点で論じられているところは面白かったです。
ところで、青山氏は右か左かといえば右の人です。私自身は右でも左でもありませんが、青山さんは好きなので、今回のような著書を読んだり、出演しているラジオ番組を聴いたり、講演会を聴きに行ったりしています。
一方、右か左かといえば左に属する内田樹先生のことも好きなので、この方の本も読むし、ラジオ番組も楽しみにしてますし、講演会を聴きにいったこともあります。
右か左かとうい次元ではなく、こういう高い知性を持った人が発する「物の見方・考え方」に触れると知的好奇心が発動されることがたいへん心地よいのでフォローしているわけです。テレビや新聞などではなかなかここまで深い考え方を見ることはないので、これからも青山氏や内田氏がアウトプットするものをチェックしていきたいです。