傾いた駅

 通勤で利用している電車は、途中で笠松という駅に停車します。この駅のすぐ目の前には笠松競馬場があり、競馬開催日にはそれなりの乗降客があるようです。
 この駅は、直線ではなくカーブの途中にあります。私はJRやその他の私鉄を含めて多くの駅に行ったことがありますが、カーブの途中に建てられている駅はここ以外に知りません。カーブの途中に建てられていると、大したことではないのですが、気になることがひとつあります。それは、カーブしている線路は内側に傾斜していることです。傾斜している部分に停車するので、電車も内側に向かって傾きます。従って当然のことながら中にいる乗客も体が傾くので、座っているとお尻の片方に体重がかかることになり、この駅に停車しているのは1分にも満たないのですが、体が何だか妙な違和感をおぼえます。床に缶が捨ててあったりすると、傾斜に沿ってコロコロと転がっていったりします。このように傾斜することが、何か推理小説のトリックに使えるのではないか、と考えたこともありましたが、よいアイディアは浮かびませんでした ^^;)