北陸へ (6)

 2日目の夜は金沢駅から車で数分の所にある『幸兵衛(こうべい)』へ行ってきました。このお店は。ネットで調べて幾つか候補をあげた中から、日曜日でも営業していて、駅からそれほど遠くなくて、客によるコメントがまあまあ良いものの中から選びました。

 どのネタを選べば良いのかはよく分からなかったので、旬のネタを中心に適当に握ってくださいと注文。但し、ノドグロと中トロは必ず入れてくださいとお願いしました。
 握られた寿司は、お皿ではなく目の前のカウンターに順次載せられていきました。下の写真が最初の6貫が来たところで、この後に更に6貫が来て全部で12貫で、どれも美味しゅうございました。せっかく金沢に来たのだからもっと食べたいのはヤマヤマでしたが、ひとつひとつは小さな寿司でも12貫食べると結構お腹がいっぱいになってしまいました。

 あと、食べログの口コミに書かれていた中に「シロウオの踊り食い」が美味しかったとあったので私も注文してみました。酢醤油に浸けられた生きたままのシロウオをそのまま口に入れて2〜3回噛んで飲み込むよう大将から指示がありましたのでそのようにしました。こういうのを食べるのは初めてで、何だかちょっと野蛮な食べ方のような気がしますが、コリコリした食感を味わうもののようです。ちなみに、シロウオというのは何かの稚魚ではなくてこれで成長した魚だそうで、北陸では「イサザ」とか「すべり」と呼ばれているそうです。


 お酒は、最初に頼んだビールを飲み終えてから、日本酒に切り替えることにしました。どんな日本酒があるのかを大将に訊いてみると地元の酒しか置いてないとのことでした。いつも私のブログを読んでいてくださるk10no3さんからおしえてもらっていた『宗玄』があるか大将にきいたのですが、それは能登の酒なので置いてないとのことでしたので『加賀鳶』の大吟醸を注文。寿司と一緒に飲むには少し甘いかなと思いましたが、割とよく合いました。

 寿司12貫、生中1杯、大吟醸300ml、シロウオで全部で1万円弱でした。回転寿司ではないお店の夜の値段の相場はだいたいこのくらいかもしれません。ひがし茶屋街というエリアには更にお高いお店があるようなので、いつか行ってみたいです。