午前中は名古屋の耳鼻科へ行ってきました。花粉のシーズンの真っ最中なので待合室は大混雑していて1時間ぐらい待たされることを予想して、待っている間に読む本を用意していきましたが、診察中の人が1人いただけで他に患者はおらず、受付に診察券と保険証を出すとすぐに名前が呼ばれました。
 先生に診てもらった後、ネブライザーという管を両方の鼻の穴に差し込んでスチームを鼻の粘膜に送るという治療を受けます。このネブライザーを鼻の穴に突っ込んでいる間は何もすることが出来ないので、目の前の壁に貼ってある「鼻の構造」のイラストをぼんやりと眺めます。鼻というのは鼻の穴と肺が最短距離で1本の管で繋がっていると何となく思っていたのですが、実際には複雑に入り組んでいて、その経路を通過する間に空気中のゴミとか細菌とかを除去し、空気に適切な温度と湿度を与えるようになっているのがよく分かります。鼻ひとつとってみても、人間の身体ってのはよく出来ているんだなぁ、と感心してしまいます。

 耳鼻科を出て名古屋駅へ向かって歩いていると、途中で新社会人らしきいくつかのグループとすれ違いました。新しいスーツで、まだ身体になじんでいないので、だいたい一目で「新社会人だな」と分かります。キャリーバッグをゴロゴロと引きずっているところを見ると、泊まりがけの研修でもあったのかもしれません。見ず知らずの若者たちですけど、頑張って欲しいなぁ、と心の中で秘かにエールを送りました。

 名古屋駅から名鉄電車に乗車すると、車掌さんは若い女性でした。さすがにこちらは新社会人というわけではなく、一定期間の研修を終えて社内試験をクリアした後に車掌の職務についているのでしょうが、車掌としてひとりだちしてまだ間もない感じでした。こちらも頑張って欲しいなと思いました。