岩野響君が焙煎したコーヒー豆

 先日読んだ『15歳のコーヒー屋さん』の著者の岩野響さんのコーヒーをネットで注文し、届きました。岩野さんは、毎月1種類ずつ、その月をイメージして焙煎します。現在は1月から4月の4種類の豆が販売されています。各月の豆にはそれぜれ名前が付けられていて、その中で飲んでみたいと興味が湧いたのが2月の豆で「自然の美しい循環」と名付けられています。雨が降って、それがゆっくりと大地に吸収されていくかのように、自然に体になじむ様な味わいをイメージしてローストしたそうです。
 この豆をまずはフレンチプレスで、そしてその次はペーパードリップで飲んでみました。確かに、じわりじわりと、静かに優しくて風味が伝わってくるのを感じました。
 今回の豆は、ホンジュラスで収穫された生豆を深煎り(フレンチロースト)したものなのですが、遠く離れた中米ホンジュラスの豆がはるばる日本へやって来て、岩野さんの手によって生命を吹き込まれたかのようです。こうなると、コーヒーというのは単なる飲み物ではなく「作品」と呼びたくなります。今後、どのような作品だを発表するのか、楽しみにしたいです。