ウイスキーの価格

 ウイスキーの価格は、ここ何年かずっと高騰が続いてるそうです。ウイスキーの人気が高まり、需要が増えたからなのですが、一説によると、中国のお金持ちが買い占めていて、その際に従来の価格の2〜3倍で買うから俺のところへ優先的に商品を売れ、と言ってくるのだそうです。そんな高い値段で買ってくれるのであれば、そりゃメーカーだって売ってしまうのも無理はありません。ただ、フランス系のウイスキー取扱企業(例えばグレンモーレンジィなど。ウイスキー自体はスコットランドで製造されていますが、グレンモーレンジィというブランドを保有しているのはルイヴィトンの系列会社)は、中国のそういう商売に乗らず、自分達のポリシーに基づいて、それまでの顧客を大切にしているのだそうです。フランス、偉い!

 中国のお金持ちがそうやってウイスキーを買い占めるのは、自分達で飲むためではなく、投機目的であり、何か月だか何年かだか保管しておいて、値段が上がったら売り払ってその利ザヤを儲けるというものらしいです。ワインのようにデリケートな品物ではないので、ワインセラーで温度管理が必要というわけではないことも買い占めに拍車をかけている要因のひとつのようです。