地震

 金曜日の深夜(既に日付は変わっていたので厳密には土曜日ですけど)1時過ぎに地震がありました。普段ならとっくに寝ている時間帯ですが、金曜の夜ということもあり、少し夜更かししていました。最初に弱いザワザワとした小刻みな揺れが来て、その後に強い揺れが襲ってきました。この最初の小刻みな揺れの中にこれまでの地震とは違う何か、ただなならぬ気配を感じ、あっこれはヤバイな、ついに南海トラフ地震がきたのか?、と思い、震災用の非常食とかその他の防災グッズをいつもの癖で「いつかやろう」と先延ばしにして準備していなかったことを悔やんだり、一瞬のうちに様々なことが頭をかすめました。そして身構えていると、本格的な強い揺れが容赦無くやってきました。しかし、幸いなことに、ほんの数秒間で揺れはおさまりました。後で調べてみたら、震源地は岐阜県美濃中西部でマグネチュードは4.5、私の住んでいる地域は震度3とのことでした。震度3というとさして大きな揺れではなく、家の中の家具が倒れたりしたわけでもないので、冷静に考えてみれば大したことはないのですが、近年、日本各地で大きな被害をもたらした地震のことを考えると、恐怖を感じます。

 地震というのは、マントル対流によって他のプレートの下に潜り込んだプレートの端っこがバチンッと元に戻る時に発生するものだというメカニズムは頭では分かっていますし、それは例えば水が高い所から低い所へ流れるのと同じくらい単純な自然現象に過ぎないのですが、どうもそこに何かの意思が介在しているかのように考えてしまい、大いなる自然に対して畏れを抱いてしまいます。