免許更新

 先日、自動車の運転免許証の更新を行いました。岐阜県の免許更新センターは、以前は市街地から遠く離れた山の中にあって、行くのが大変でした。初めて免許を取るために筆記試験を受けに行った時は、その時点では当然車は運転できないわけですから、バスで行かねばなりませんし、免許取得後に更新しに行く際は車で行けますけど駐車場が十分ではなかったり、不便この上ない更新センターでした。それが最近になってやっと近くてアクセスの良い場所に移転し、便利になりました。

 更新料金の支払いや書類作成、視力検査、写真撮影までは滞りなく終わり、最後に講義があります。この講義で話される内容が退屈で、面倒で、サッサと免許証をもらって帰りたい、といった声も聞かれますが、こういう場所でないと聞けない話もあって「へぇ、なるほどね」と思うこともあるので、私は嫌いではありません。今回は、飲酒運転とかアオリ運転といった近年は増加または悪質化している事例を重点的に説明していました。

 この講義の座席は番号が決められていて、私は最前列の中央の席で、講師の真ん前でした。そのせいで、講義の途中でパッと当てられてクイズっぽい質問を幾つかされました。その中の一つに、信号の無い横断歩道を渡ろうとしている人がいる場合、100台中何台の車が横断歩道の手前で停車するのかをJAFが各都道府県で調査しました。岐阜県ではいったい何台が停車したでしょうか?というのがありました。停車する車はあまり見かけないので「10台!」と私は答えましたが、正解はなんと2台。岐阜ではたった2%しか停まらないとは、驚きました。続けて講師は、では愛知県では何台が停まったでしょうか?と訊いてきました。愛知県の交通事故が多いことは有名な事実なので、岐阜が2台ならそれよりも更に悪いとなると・・・、と考えて「1台!」と私は答えましたが、正解は20台でした。名古屋市内を歩いていると、20台も停まっているようにはとても思えないのですが、愛知県全体でみると、どうやらそういう数字になるようです。まぁ私自身も、信号の無い横断歩道では停車するように心掛けてはいるものの、道が混んでいて後ろにたくさんの車が続いていたりすると、そちらの方が気になって、つい停車しないこともあります。今後は毎回停まるようにしたいです。