山火事防止運動

 お昼頃から雨になるとの予報でしたので、少し早目にランニングを開始しました。いつものように暫く市街地の中を走り、次に長良川の河川敷の舗装された道を走り、そしてまた市街地へと向かいました。金華山の麓にある岐阜公園に差し掛かった所で、消防署の隊員のユニフォームを着た若い男性が立っているのが目に入りました。手には紙袋をぶら下げていて、その中からテッシュを取り出しては通りがかる人に渡していました。何かのキャンペーンなのでしょう。私は走っていたので、近づいても何も渡されませんでした。また暫く進むと、今度は年配の上品そうな御婦人が先程の消防署の隊員と同じ紙袋をぶら下げてテッシュを配っていました。こちらは、走っている私に対して「もし、お荷物にならないようでしたら・・・」と、とても丁寧に話し掛けながらテッシュを差し出してきました。ただやはり「お荷物」になるのは確かなので、丁重にお断りして、そのまま走り続けました。更に走り続けていくと、今度は右斜め前方から小学校1年生ぐらいの男の子が片手にテッシュを持ち、「やまかじぼうし、おねがいしまぁ〜す」と大きな声を張り上げながら走って来ました。さすがにこれはスルー出来ないなと思って止まり、腰を屈めて少年と向き合うと、その男の子はもう一度「やまかじぼうし、おねがいしまぁ〜す」と、やや舌足らずな感じで言いながらテッシュを差し出してきました。少し離れた所には父親であろう男性が立っていました。テッシュには「山火事防止運動」と書かれていました。防火を呼び掛けるキャンペーンのようです。「ありがとう。偉いね。ご苦労さん!」と言って、テッシュを受け取り私は走り去ったのでありました。

 山火事というのは、何となく冬に多いようなイメージがありますが、岐阜では3月から4月に発生することが多く、その時期に合わせて岐阜市と消防本部が防火啓発運動を行なっているのだそうです。火事の原因はやはりタバコや焚火のようです。私はどちらにも縁が無いですけど、気を付けたいものです。

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