バターピーナッツ

 コンビニに行って買い物をした際、ふとピーナッツが食べたくなったので購入しました。チャック付きの袋に80gほど入ったPB(プライベートブランド)商品のバターピーナッツで、製造しているのは新潟の大手メーカーでした。手頃な価格で、風味も問題が無く、美味しく頂くことが出来て、私の「ふとピーナッツが食べたくなった」という気まぐれな欲求はあっさりと満たされたのでした。そしていつもの癖で、商品の裏面の原材料表示を見てみると、そこには次のように記載されていました。「原材料名:ピーナッツ(中国産)、植物油脂、食塩、バター/乳化剤」 原材料名は、まず食品素材(添加物以外の原材料)を使用量の多い順に記載し、そして「/」で区切った後に添加物を多い順に記載します。今回のバターピーナッツの場合、バターは食塩の後ろに書いてあります。ということは、バターの使用量は食塩よりも少ないのです。商品名が「バターピーナッツ」なので、たっぷりとバターを使っているのかと思いきや、実際にはバター以外の油をたくさん使い、バターはほんのちょっとしか使っていません。「バターピーナッツ」という商品名である以上、さすがにバターを全く使わないわけにはいかず、「うちの製品にはちゃんとバターを使ってます」と弁明出来るようにするために申し訳程度に入れているに過ぎません。気になったので、他のコンビニのバターピーナッツについてもネットで調べてみましたら、バターはやっぱり食塩の次に記載されていました。バターをたくさん使用したら価格が上がってしまい商品の訴求力が落ちるので、止むを得ず安い植物油脂を使っているの事情はよく分かるのですが、何だか騙されているような気がしないでもありません。