決勝戦

 ラグビーW杯は南アフリカの3度目の優勝で幕を閉じました。決勝戦にふさわしい見応えのある素晴らしい試合でした。どちらのチームも守りが堅くて、トライを奪うのは難しいので、相手の反則を誘うようにしてペナルティーキックで3点を積み上げていく展開になりました。野球で言えば、エースどうしが投げ合う投手戦のようなものかもしれません。このままノートライで終わるのかと思っていたら、南アフリカが66分にマピンピ選手が、74分にはウイングのコルビ選手がトライを決めました。コルビ選手は身長170センチと小柄ですが、バネのある脚力でイングランドの守備の間を風のように一気に駆け抜ける姿は感動的でした。準々決勝で南アフリカが日本を破ったときは悔しく思ったのですが、こんな素晴らしい決勝戦を見せてくれた南アフリカを祝福する気持ちでいっぱいになりました。

 イングランドもかなり強いチームであるはずですが、準決勝でニュージーランドを破った時のようなパワーが感じられなかったのは、決勝戦というプレッシャーがあったからなのかもしれません。あと、イングランド代表の真っ白なジャージ(ユニフォーム)は、伝統的なカラーなんでしょうけど(サッカーのイングランド代表も同じようなユニフォーム)カッコ良くないし、強そうに見えないので、白を基調としつつも、別のデザインに変えた方がいいんじゃないかと思います ^^;)