また京都へ

 9月に行ったばかりですが、また京都の伏見稲荷大社へ行ってきました。朝早くに家を出て、到着したのは9時頃だったのですが、伏見稲荷は既にたくさんの人で溢れていました。本殿でお参りを済ませた後、いつものように社やおびただしい数のお塚が並ぶ道を奥へ奥へと歩いていきました。30分ほど行った所にある社で参拝してから折り返してきたのですが、人の数は更に増えており、千本鳥居の入り口付近はまるで通勤時の満員電車のように混雑していました。正月三が日ならともかく、ほんの数年前まではこんなに混雑することは無かったのに、参拝客というよりは観光客、特に海外からの観光客が増えたせいなのでしょう。ちょっと前までは海外からの観光客と言えば中国人、みたいな感じでしたが、最近はいろんな国から来ているように見受けられます。

 前回(9月)の参拝の後、いろいろと調べておりましたら、伏見稲荷大社には「根上りの松」という松があって、御利益としては「体の痛い所が治る」と書いてありました。私はちょうど、マラソンのトレーニングで走行距離を急に伸ばしたせいで膝に痛みを感じるようになってしまったので、それが少しでも軽くなればと思い、今回はこの「根上りの松」にも寄ってみようと事前にプランを立てていました。

 「根上りの松」は、もともとは立派な松の木でしたが、段々と弱ってきて枯れてしまったので、上の方は切られて下の方だけが残されています。この松の盛り上がった根の間をくぐり抜けるか、幹を触った手で身体の痛い部分を撫でると痛みがなくなるらしいです。根の間をくぐり抜けるのは恥ずかしいから幹を触るだけにしようかと、ここへ来る前は思っていたのですが、いざ目の前でこの枯れた松を見ると、くぐり抜けることに何の抵抗も感じず、むしろ「くぐりたい」という気持ちが強くなったので、ためらうこと無くくぐり抜けました。今はまだ膝の痛みはありますが、明日になったら少しでも良くなっていないかなと願っています。

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