新型コロナウイルス

 新型肺炎については、はっきりと分からない部分が多く、判断に困ります。当初は、ちょっとしたパニックになって、マスクが売り切れて店頭から姿を消し、それがまたパニックの増大を呼び起こしたりして、その状態がまだ継続しています。一方で、インフルエンザに比べたら毒性は弱くて、致死率も低いので大騒ぎする必要は無い、と言う人もいます。そのように見解が分かれる中、感染者数はじわじわと増えていることが不気味であります。確かにインフルエンザよりは毒性が低いのかもしれませんが、インフルエンザの場合は、気温が上がって暖かくなり、湿度が上がるとウイルスの生存に適した環境ではなくなって感染者数が減っていきますし、ワクチンや治療薬も一応あります。しかし、新型肺炎に関しては、そういったデータが無くて、インフルエンザが終息する季節になってもなお、感染が拡大するかもしれません。

 予防対策としては、手洗いなどを励行して自衛するしかありません。そういった意識が高まっているのか、通常のインフルエンザの感染者数は例年の同じ時期の三分の一程度におさまっているとの報告もありました。つまりは、手洗いというのがかなり効果的だと証明される結果になったのです。これまでは、手を洗いながらも、これが果たして効果があるのか半信半疑だったのですが、これからは疑うことなくしっかりと手を洗いたいです。