今月の伏見稲荷大社

 京都では伏見稲荷大社へ参拝もしました。新型コロナウイルスの影響で、人の数はこれまでと比べてかなり少なくなっておりました。観光客はアジア系が極端に減って欧米系が目立っていました。普段は参拝客というよりは観光客でごった返していて、単なる観光地と化していることを嘆かわしいと思っていた私としては、これぐらい人の数が少なくなってやっと落ち着いて参拝できるようになったなと思いました。一昔前まではいつもこんな感じだったのが、数年前からか急激に観光客が増えて、神社から静寂さと神聖さが失われてしまいました。周辺の土産物屋や飲食店は海外からの観光客が減少したことによる影響が大きいので痛し痒しではあるのですが、やはり神社という場所は観光地化しない方が良いのではないかなぁ。

 本殿の入り口の手前にある手水舎は使用できないようになっていました。これは正しい措置だと思います。

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 その手水舎に立て札があり、そこには「新型コロナウイルス対策のため、手水舎の使用を取り止めております」と書いてあり、その下にその文面が英語と中国語に訳されたものが書かれていました。中国語の方はさっぱり分からないので、英語に訳された方を読んでみました。文章の最後に"Thank you for your corporation"と書いてあります。「ご協力ありがとうございます」という意味のつもりなのでしょうが、corporationというのは「会社、株式会社」という意味ですから間違っています。この場合は正しくはcooperationとしなくてはなりません。corporationとcooperationは発音が異なりますが、日本人にはどちらも同じように聞こえるので、よく勘違いされる単語であることは確かですが、伏見稲荷大社ともあろう超有名な神社がこんな間違いをしていてはダメじゃん ^^;)

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