街のようす

 不要不急ではない用事があったので名古屋へ行きました。電車の中には意外とたくさんの乗客がいましたが、名古屋駅の地下街はほぼ全ての店のシャッターが下りていて、人影もまばらでした。

 用事を済ませてからついでに駅前の大型書店に立ち寄りました。こちらはむしろ普段よりも客数が多いようで、レジの前には2メートルの間隔を空けて長い列が出来ていました。外出自粛となって家に居る時間が長くなると本を読んで過ごそうと思う人が多いのでしょう。この書店も営業時間を短縮し、更に日曜・祝日はお休みするとあって、客が集中しているのだろうと思われます。

 環境省が運用する人工衛星の観測によると、地球温暖化につながる大気中の二酸化炭素濃度の増加ペースが急激に減少したとのニュースが先日ありました。二酸化炭素濃度が減ったのではなく、増加のスピードが遅くなったわけです。二酸化炭素濃度なんてそう簡単に減らせるものではないと思っていたのですが、地球規模で経済活動がストップすると、こんなにも如実に二酸化炭素濃度に反映されるとは驚きです。減らそうと思えば減らせるということが分かってしまったわけですが、かと言っていつまでも活動を停止していることの代償はあまりにも大きく、この度の新型コロナ騒ぎが終息すれば、二酸化炭素濃度の増加は再びスピードアップするのでしょう。