マスク

 通勤で利用している駅の構内に短時間・低価格でカットをする床屋が入っていて、緊急事態宣言中は臨時休業していましたが、今日、帰宅途中にその床屋の前を通りかかると営業を再開していました。店の中を覗くと、椅子に腰掛けて待っているお客さんが数名いました。お客さんがマスクをしているのは当然として、そのお客さん全員がマスクの上に何か白いカバーのような物を掛けて椅子に座っていました。パッと見は、目の下あたりにプラスチック製の白い下敷きを貼り付けているようで、そんなマヌケな格好をして静かに椅子に座っているのは、とてもシュールな光景でした。どうやら、マスクをしたままカットしてもらうので、切った髪がマスクと顔の間に入り込んだりしないための措置のようです。

 駅から自宅への帰り道、ジョギングしている人とすれ違いました。マスクはしていませんでした。やはりマスクをしてのランニングは危険だからなのでしょう。かと言って、明るいうちにマスク無しで走ると白い目で見られるので、暗闇に紛れて走っているものと思われます。走っていたのは20代ぐらいの女性で、ジョギングというよりは何かのトレーニングという雰囲気でした。暗い中を若い女性が1人で走るのはこれまた危険なので、別の女性(恐らくは走っている女性の母親)が後ろから自転車で追走していました。私も走るとすれば、夜暗くなってからか朝陽が昇る前にしようかと思っています。

 CNNをポッドキャストで聴いておりましたら、トランプ大統領がマスクをしないことが取り上げられていました。米国においては日本と同様に公共の場ではマスクの着用が求められていますし、ホワイトハウスのスタッフも全員がマスクをするのにトランプ大統領だけがマスクをしません。CNNは反共和党のメディアなので、マスクをしないことがいかに危険な行為であるかを様々な科学的根拠を持ち出してトランプを非難しておりました。しかしそう言った科学的根拠があろうと、トランプ陣営は見た目のイメージを悪くしないことを優先させているようです。マスク姿の写真が一度でも撮られたら最後、いろんな場面で揶揄する際に使われかねませんし、特に今年は大統領選挙があるので尚更でしょう。

 安倍首相のマスク姿は以前にもブログに書いたように、あまりイメージが良くありません。悪人のような目をしているし、マスクをしていると体の具合が悪く見えてしまいます。一方、カナダのトルドー首相のマスク姿はなかなかイケてます。この人はマスクをした方がむしろ男前に見えます。

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