各地の人出

 都道府県をまたぐ移動の制限が大幅に緩和されて最初の週末を迎えた様子がテレビのニュースでも取り上げられていました。そこにはたくさんの人で賑わう場所が映し出されていました。しかし、私も新幹線でちょっとだけ京都方面へ移動したのですが、駅は人が少なかったですし、新幹線の乗車率は非常事態宣言中は10%に満たなかったそうなのでそれに比べれば増えたのでしょうけど、それでも20~30%ぐらいの感じでした。人出が少ないのは、まだまだ様子を見ている人が多いこともあるでしょうし、長く続いた外出自粛の間に遠くへ行かなくても近場で過ごすのも案外楽しいことに気が付いたからわざわざ出掛けなくなったというパターンもありそうです。しかし、海外からの旅行客の入国がまだ制限されていることが大きいように思われます。

 テレビのニュースでは人出が戻った場所ばかり報道していますが、それはまだ一部に限られたことで、まだまだが少ないところが多いように思えます。そういう報道の仕方の裏側には、外出して観光地を訪れることを促すような雰囲気作りをしている意図が見え隠れして仕方がなく、ちょっと違和感があるのですが、一旦止まってしまった人の流れを再び動かし、観光業に携わる人たちを支援するという意味では必要かもしれません。