『電車を運転する技術』

 先月半ばに、同じ職場に鉄道が好きな先輩がいるということを書きました。会社の帰りの電車が一緒になると、鉄道関係の話をすることもあり、鉄道に関しては特に強い興味があるわけではない私も「なるほど」と思うことが時々あります。そんな折、先日書店へ行った際、目立つ場所に『電車を運転する技術』という本が平積みされていました。手に取ってページをめくってみると面白そうだったので購入しました。その本の著者は名古屋鉄道の元運転士。運転士というのは通勤時には毎日のように見かけますが「電車を運転する人」ぐらいのことしか知りません。しかしこの本には、その業務内容について非常に詳細に書かれていて「へぇ~、そうだったのか」と日頃の疑問の答えを見つけたり、外から見ているだけでは窺い知れない大変な仕事であることが分かりました。しかし、かなり専門的な記述もありよく理解出来ない箇所もありました ^^;)

 鉄道会社の業務は事務的なものも含めて多岐に渡りますが、電車に乗務する業務においては、車掌を数年経験してから運転士養成カリキュラムを履修し、国家試験に合格してからやっと電車を運転する資格が得られるのだそうです。私が利用している鉄道では時折女性の車掌さんを見かけます。みんな真面目そうな女性ばかりです。その女性たちも何年かすると運転席に座って電車を動かす日が来るのかなぁ。頑張ってほしいものです。