大統領選挙

 アメリカ大統領選挙は、投票から3日経ってもまだ最終結果が出ていないのはまぁ想定内なのでしょうけど、これほどの接戦になるとは思っていませんでした。現在のところバイデン氏がリードしており、あとひとつの州を取れば選挙人の過半数に達するとの報道がされています。これに対してトランプ氏側は郵便投票で不正があったと主張し既に裁判に訴える手続きをしているとか。地上波テレビではそのように伝えられており、負けず嫌いのトランプ氏の言動はみっともない、潔くないという論調で語られています。しかしネットテレビの専門家のリポートによると、やはり不正は実際にかなりあると伝えていました。そもそも大統領選挙は全体を統括する組織が中央にあってその方針に従って各州が動くのではなく、各州ごとに独自のルールで開票作業を行っていて、例えば共和党のスタッフが開票作業の立ち会い場所から締め出されてしまい公正な開票作業が行われているかどうかを監視出来ない州もあるのだとか。こういう日本では考えられない状況を見るにつけ、日本の選挙システムというのは優秀なんだなと思います。アメリカのように国土が広くて人口も日本の3倍近くあり、各州なりのしきたりがいまだにはばをきかせていると、中央の組織が統括するのは難しく、不正の温床ともなり得るのでしょう。日本ぐらいの規模の方がトップダウンで指示を出し、それが守られているのかをチェックして全体をグリップし易いのかもしれません。