バイキング

 先日、NHKBSプレミアムで放送された北欧のバイキングの歴史に関する番組を録画しておいたものを観ました。バイキングには、ちょっと興味を持っていて、日本との関わりについても触れてくれたらなぁと期待していたのですが、それへの言及は全く無くて、バイキングというと他所の土地へ行って人々を襲って食料や物品を略奪してくるというイメージしか無かったが実は交易等手広くやっていたらしい、というテーマでした。私が何故バイキングと日本の関わりに興味があるかというと、バイキングがいたのが8〜11世紀で、日本では平安時代であったちょうどその頃に「鬼」という存在が語られるようになり、日本の鬼は実はバイキングが元になっているのではないか、ということが随分前に読んだ栗本薫の『鬼面の研究』という推理小説に書いてあったからでした。確かに、バイキングの大きな身体、ツノの生えたヘルメットみたいなもの、北欧の人特有の赤ら顔(→赤鬼)、人をさらっていく等々、共通点はたくさんあるのでナルホドと思いました。そういうところだけが印象に残っていて、小説のストーリーは全く記憶に残っていないので、また読んでみたくなりました。

新装版 鬼面の研究 (講談社文庫)

新装版 鬼面の研究 (講談社文庫)

  • 作者:栗本 薫
  • 発売日: 2017/12/15
  • メディア: 文庫