最終回

 日曜日の夜にNHK大河ドラマ麒麟がくる』の最終回を観ました。本来であれば昨年の12月に最終回まで放送されているところなのですが、コロナのせいで撮影スケジュールが大幅に遅れたため2月までずれ込んでしまいました。しかし、省略することなく、全ての回を放送したのは良かったと思います。

 今回の『麒麟がくる』は主役の長谷川博己さんの演技力もさることながら、染谷将太さんが演じる信長の圧倒的な存在感が印象に残りました。かねてから染谷さんの演技力は定評がありましたが、あそこまでカリスマ性と狂気に満ちた信長像を演じきるとは予想もしていませんでした。

 過去の大河ドラマの中に出てくる明智光秀は結局最後は討たれてしまうのですが、今回は「実は密かに生き延びた」ことを暗示するような演出となっていました。史実と照らし合わせてそういう解釈をするのがどこまで妥当なのかは分かりませんが、ドラマなんだし、観ている方としてはこういう描き方の方が後味が良いです。