ジャック・リーチャーシリーズの最新刊

 久々にジャック・リーチャーが主人公のアクション小説を読みました。シリーズ最新刊の『葬られた勲章』。上下巻あるのですが、取り敢えず上巻だけを購入しました。本の帯には「シリーズ屈指の傑作」とか「ファン待望の邦訳」とか書かれていますが、そういう時に限って大して面白くないことが多いので、上巻が面白かったら下巻も買おうと思いました。読み始めると、割とスローなテンポで物語が進んでいき、アクションシーンもこのシリーズとしてはかなり少なめでした。この調子だと下巻を読むことは無いな、と思っていたら上巻の最後の數十ページになって急に面白くなってきて、一気に読んでしまい、これは下巻も絶対に読まねば、という気持ちになりました。本当は最後の數十ページは、土曜日の人間ドックの検査と検査の間の待ち時間に読む予定だったのに、読みきってしまいました。人間ドックは朝早くから始まるので書店へ行って買うことも出来ません。こういう時に、ウーバーイーツみたいにスマホで本を注文すると、配達員が書店へ行って本を受け取り、指定した場所(今回の場合は人間ドックのクリニックに居る私のもと)へ届けてくれる、というサービスがあったらいいのになぁ。アマゾンだって翌日には届くけど、翌日まで待てない、ちょっとでも早く読みたいと思うのが読者の心理なのですから。しかし、昨今は活字離れが進んで本の売り上げは年々減少傾向にありますから需要が少なく、そんなサービスは商売にならないでしょう。 もしかしてこの小説は電子書籍化されているかも、と思って調べてみたら、ありました。iPhoneiPadで下巻を読むことが出来ます。でも、私としてはこういう本はやはり紙で読みたいです。

葬られた勲章(上) (講談社文庫)

葬られた勲章(上) (講談社文庫)