ニコンの業績が

 ニコンの業績が悪化しているとの記事をネットで見かけました。それによると、2021年3月期の連結決算の予想は最終損益が420億円の赤字(前年同期は76億円の黒字)と、過去最悪になる見通しとのこと。スマホに搭載されているカメラがどんどん高性能化し、コンパクトデジカメの需要が激減していたところへ、コロナ禍でイベント関係がどんどん中止されて一眼レフタイプのデジカメの出番も減ったことがどうやら主要な原因らしいです。このままではニコンはカメラ事業から撤退するのではないかとも業界では噂されているとかいないとか。まさかニコンがカメラを作らなくなる日が来るなんてことはないだろう、と思うものの、コンパクトデジカメの需要が今後増加に転じることはまず無いだろうし、イベント関係における需要は回復するだろうけれどそのスピードは緩やかでしかない、という状況を鑑みると「カメラ事業から撤退」もあながちありえないことでもないように思えてきます。私はフィルムカメラの時代にはずっとニコンの機材を使ってきて、個人的にはかなり思い入れがあるし、愛着もあるので、なんとかこの苦しい時を踏ん張って、これからも存続して欲しいと強く願います。